堂々とやるべきことをやる

西村拳

空手

東京オリンピックの新競技、空手の男子組手75キロ級で代表内定を確実にしている西村拳。国際大会で優勝経験があるなどメダル獲得が期待されている。 2021年に延期された東京オリンピックの開催が、新型コロナウイルスの影響で不透明な状況になっていることを冷静に受け止めていた。

「次のパリ大会では空手は競技として採用されないことが決まっているので、今回が空手界にとっても、僕にとっても一生に1回のチャンスだ。だからこそ開催してほしいというのが本音だが、環境が整わず中止となれば、それは受け入れなければならないと思っている」

国際大会が相次いで中止となり、また感染防止対策のため稽古内容がこれまでより制限されている。

「モチベーションが上がらないのは事実だが、今の状況を考えれば無理して上げなくてもいいと思っている。練習が満足にできず、先がどうなるかわからないという意味で不安はあるが、それは全員同じなのでやれることをやるしかない。(2021年のオリンピックに向けては)状況は変わっていくが、一喜一憂せずに堂々とやるべきことをやる。開催されれば、そこに向かって調整して、最高の状態で戦って金メダルを取るだけなので、1日、1日、頑張っていきたい」

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