探究心と追求心を持って進化したい

上野由岐子

ソフトボール

ソフトボールの上野由岐子。2020年7月に38歳になった日本のエースは120キロを超える速球と多彩な変化球は健在で、圧倒的な存在感を見せ続けている。東京オリンピックの1年延期を前向きにとらえていた。

「1年は正直長い。この間に何が起こるかわからない不安は正直あるが、プラスに捉えるしかない。しっかり努力をして満足することなく上へ上へと行けたらいい。探究心と追求心を持って進化したい。この1年をむだにしないようにしたい」

新型コロナウイルスの影響で所属するチームのリーグ戦がなくなった期間、上野は「ヨガ」をトレーニングメニューに加えた。「ヨガ」を始めたことでその日の体の状態を把握できるようになったと言う。さらにブルペンでは投げ込みを精力的に行い、新しい球種の習得を目指している。

「まだまだできないことがある。自分がこういうボールを投げてみたいと思えることがハッピーなこと」

2021年に延期された東京オリンピックは39歳で迎える。

「その時の自分の心が満たされるピッチングさえできればきっと楽しいと思うし、やりがいを感じて取り組めているはずなので、あんまり年は関係ないかなと思っています。モチベーションは高いので、頑張れる時に頑張りたい」

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