もっとできると自分を信じていた

八村塁

バスケットボール

2019年6月20日、NBAドラフト会議。八村塁が、“信じる力“で「NBAプレーヤー」という夢をつかみ取った。

「準備はできていた。僕には今後もまだ伸びしろがあると思うし、練習もする。
チームにどれだけ貢献できるかを考えながらやっていく」

八村は高校卒業後、アメリカの強豪ゴンサカ大に進学。
当初は、英語に苦労し、チームの戦術が理解できず壁にぶつかった。
大学1年生のころの映像には、自信なさげに練習する姿が。
試合では決定的なシュートチャンスでもパスを出してしまうことも。
“日本に帰りたい” 
そう思ったこともあった。

それでも八村は、自分は“NBAプレーヤーになれる”と強く信じ続けた。
苦悩を乗り越えるために、自分を変えなければならないところは、つらくても変えていった。仲間の信頼を勝ち取り、チームの中心選手に成長。
そして、夢をつかんだ。

「日本に戻ったら絶対に終わっていた。
乗り越えられたのは、自分の奥に、もっとできると自分を信じていた部分があったから」

10月23日、ウィザーズの開幕戦で先発メンバーとしてNBAにデビューした八村。
夢の舞台で、一歩を踏み出した。

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