NHKニュース
◆政治
◆社会

全国最年少 28歳の新町長が初登庁 埼玉 鳩山町

今月行われた埼玉県鳩山町の町長選挙で初当選し、全国で最も若い町長となった小川知也新町長が初登庁し「町の課題をスピード感を持って解決し若い力で実践していきたい」と抱負を述べました。

埼玉県鳩山町の町長選挙は今月7日に投票が行われ、平成8年生まれで28歳の小川知也氏が5期目を目指した前の町長などを破って、初めての当選を果たし、全国で最も若い町長となりました。

16日、就任した小川新町長は朝8時すぎに町役場に初めて登庁し、職員や町民に拍手で出迎えられ、花束を受け取りました。

このあと町長室に入っていすに座り、報道陣から感想を問われると「責任を感じます。町民の生活の質を向上するために働いていきたい」と、決意を新たにしていました。

そして、初めての記者会見で小川新町長は「町の課題をスピード感を持って解決し、若い力で実践していきたい。町民との対話を重ね、意見を聞くことで経験が少ないという若さの弱点を克服していきたい」と、抱負を述べました。

新町長 小川知也氏とは

16日に就任した埼玉県鳩山町の小川知也 町長は、平成8年4月14日に生まれ、鳩山町で育ちました。

都内の大学を卒業後、東京ディズニーランドなどの運営会社に勤め、衆議院議員の秘書を経て今回の町長選挙に初めて立候補しました。

現在28歳の小川町長は選挙のあと、取材に対し「当初は『若すぎる』という指摘もあったが、町民との対話を重ねることで支持を得ることができた」と述べ、今後の町政運営でも住民の声を丁寧に聴きながら対応していく考えを示しました。

鳩山町 人口減少など課題は

埼玉県鳩山町は人口およそ1万3000人。

7月1日の時点で65歳以上の高齢化率が47%となっています。

県のほぼ中央に位置する鳩山町は昭和40年代、東京のベッドタウンとしてニュータウンが開発されるなどしましたが、この10年は人口が減り続けています。

町内には鉄道の駅がないほか、高齢者の身近な足としての交通手段の確保や、空き家対策が課題となっています。

80代の男性は「高齢化が進みさまざまな課題が出てきていますが、とりわけ生活の足はできるだけ早く対応してほしい」と話していました。

70代の女性は「町内でも地域ごとに課題は違うと思いますが、新しい町長に期待したい」と話していました。
07/16 12:33
ニュース・トップへ

主要ニュース(トップ)/新着一覧

社会/気象・災害/科学・文化/政治/ビジネス
国際/スポーツ/暮らし/地域

スマホ・PC版トップ / テキスト版トップ

(c)NHK