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国連 世界人口の推計発表 “2080年代半ば以降減少に転じる”

国連は、世界人口の推計を発表し、2080年代半ばにピークを迎えた後、今世紀中に減少に転じるという予測を明らかにしました。

「世界人口デー」の7月11日、国連は世界人口の推計を報告書にまとめて発表しました。

それによりますと、世界人口は、ことしのおよそ82億人から今後50年から60年は増加を続けるものの、2080年代半ばにはおよそ103億人でピークに達するとしています。

そしてその後、減少に転じて今世紀末までにおよそ102億人になると予測しています。

世界人口のピークは、各国で出生率の低下が続いていることなどからこれまでの見通しより早まるとしていて、ロシアや中国など63の国と地域ではことしまでにすでに人口がピークに達しているほか、30年後の2054年までにブラジルやインドネシアなど48の国と地域で人口がピークに達すると予測しています。

国別のことしの人口推計では1位がインドでおよそ14億5100万人、2位が中国でおよそ14億1900万人、次いでアメリカがおよそ3億4500万人としています。

このうちインドは、今後も人口が増えて2054年には16億9200万人に達するとしていますが、中国は人口減少が続き、2054年には12億1500万人、2100年には6億3300万人になると予測しています。
07/12 11:54
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