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ミャンマー 拘束の日本人起訴 コメの販売価格めぐり“違反”

軍が実権を握るミャンマーで、統制価格よりも高くコメを販売したとして先月拘束された、流通大手イオンの子会社の日本人駐在員が起訴されました。
現地の日本大使館が早期の解放を求めていますが、拘束の長期化が懸念されます。

ミャンマーでスーパー事業を展開するイオンの子会社「イオンオレンジ」で商品本部長を務める笠松洋さんは(53)、先月30日、小売店で軍が定めた統制価格よりも高くコメを販売していたとして、最大都市ヤンゴンの警察に拘束されました。

現地の日本大使館によりますと、笠松さんは消費者の保護を目的にした「生活必需品・サービス法」に違反した罪で11日、起訴されたということです。

日本大使館が早期の解放を求めていますが、笠松さんが今後の裁判で有罪となった場合、6か月以上3年以下の禁錮刑が科されるおそれがあり、拘束の長期化が懸念されます。

ミャンマーでは3年前のクーデター以降、物価の高騰など経済が低迷していますが、軍は実情から大きくかけ離れた統制価格を設定し、不当に価格をつり上げたと主張して小売り業者などを相次いで拘束しています。
07/12 08:05
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