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◆気象・災害

東日本中心に大気非常に不安定 土砂災害や浸水などに警戒を

停滞する前線や低気圧の影響で、東日本を中心に大気の状態が非常に不安定になり局地的に激しい雨が降っています。東日本の太平洋側ではこのあと数時間、西日本では13日にかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、本州付近にのびる前線や前線上を東へ進む低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。

この時間は東海で雨雲が発達していて、午後4時までの1時間に静岡県浜松市三ケ日で34ミリの激しい雨を観測しました。

12日未明にかけては西日本を中心に雨が強まり、土砂災害が起きた松山市では今月10日の降り始めから午前4時までに降った雨の量が197.5ミリと、平年の7月1か月分の9割近くにのぼりました。

このあと、前線は13日にかけて西日本から東日本の太平洋側に停滞する見込みで
▽東日本の太平洋側ではこのあと数時間
▽西日本では13日にかけて
局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。

大雨となったところでは地盤が緩み、今後、少ない雨でも災害の危険度が高まるおそれがあります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。

冷たい風が吹くなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
07/12 18:37
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