コロナに翻弄され続けてきた23年卒の学生たち。

学生生活への満足度は総じて低い一方で、新しい生活様式が定着してきていることもあり、就活については、厳しい状況を越えつつあるという見方も増えているようで…

※以下、ディスコ「11月後半時点の意識調査」

【大学生活は…】

コロナ禍で、大学の授業もオンラインが増えるなど、通常のキャンパスライフを送れていない学生たち。

アンケートに、約7割の学生が、満足な大学生活を送れていないと感じていると答えました。

その理由は…

こうした状況は、就活にも影響しているようで…

ディスコの調査を基に作成

就活の自己PRに「とても困る」「やや困る」と考える学生がほぼ半数、去年より10ポイント近く増えています。

大学生活の多くの部分をコロナの影響下で過ごしたことで、思うように「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)を見出せず、悩む学生が多いようです。

【就活は先輩よりは楽になる?】

不自由を強いられている学生たち。しかし、就活の環境に目を向けると、オンラインでの就活が定着し、コロナ禍初期に比べると安定したようにも見えます。

就職活動が、ひと学年上の先輩たちと比べて厳しくなるのか楽になるのか、どのように予想しているかを聞いてみると…

ディスコの調査を基に作成

「非常に厳しくなる」「やや厳しくなる」と答えた学生を合わせると51.1%。去年は9割を超えていたので、大幅に減少したことがわかります。

逆に、「やや楽になる」は半数近い48.8%。去年の6.0%と比べて急増しました。

全体を見ると、「厳しくなる」と「楽になる」が概ね半々で、意見のわかれる結果となりました。

「楽になる」という学生からは…

一方、「厳しくなる」という学生からは…

コロナによるダメージは業種によって異なるため、不安を抱く学生も少なくないようです。

※対象:2023年卒の大学生・大学院生　期間:2021年11月15日～24日　有効回答:1124人