来年春に卒業する大学生の就職活動は、企業による学生への説明会が1日から始まりました。新型コロナウイルスの影響が続く中、対面やWEB上での説明会が各地で開かれ、多くの学生が参加しました。
千葉市で開かれている合同企業説明会には、およそ220の企業が参加し午前中から多くの学生が訪れました。
説明会は感染防止の対策を徹底するため学生の参加人数を制限したうえで、入り口には体温を計測する「サーモグラフィー」が設置されました。
政府が示している来年春に卒業する大学生の就職活動のスケジュールは企業の説明会が1日から、採用面接の開始が6月1日以降、正式な内定日が10月1日以降となっています。
就職情報大手「リクルートキャリア」によりますと、去年は新型コロナウイルスの影響で説明会の中止が相次ぎましたが、ことしは対面とWEB上での説明会を組み合わせる企業が多いとみられ、採用活動は早く進むことが予想されるということです。
埼玉県の大学に通う男子学生は「感染拡大の影響で採用人数が減るのではないか不安です。周りの人にも意見を聞きながら情報収集をしっかりしたい」と話していました。
都内の大学に通う女子学生は「WEB上のインターンにも参加していますが会社の雰囲気などが分かりづらいのでこうした説明会はありがたいです」と話していました。