2020年09月07日
「テレ就活」「コロキャン」「隠れカメラオン」…どういう意味だか想像がつきますか?マイナビが毎年発表している「就活用語」の流行ランキング。就活生にとっては最早、定番とも言える用語に加え、ことしは新型コロナウイルスの影響で激変した就活を映し出した新しい用語がお目見えしました。
ランキングのアンケートが行われたのは、マイナビの「2021年卒学生就職モニター特別調査」(調査期間:7月27日~31日 有効回答数:1954人)。
1位から4位は近年流行しているお馴染みの就活用語が並んだ。1位のNNTは「無い内定」の略。まだ内定をもらえていないことを「内々定」にかけた言葉で、昨年の4位から3ランクアップ。
ことしは新型コロナの影響で対面でのグループ面接が激減し1対1でのWEB面接を取り入れる企業が増えたことから、例年と比べて内定が出るまでに時間がかかったことが要因ではないかとマイナビは分析する。
2位は前年と同じく「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)、3位は前年1位の「お祈り」(選考で落ちること)だった。そして5位には、「WEB面(接)」がランクイン。新型コロナウイルスの影響を受けたことしの就活を象徴することばと言えよう。
興味深いのはランク外に並んだことばの数々。みなさんは、すべてお分かりになるだろうか。
「テレ就活」は家にいながら就活すること。社会人がテレワークなら、就活生はテレ就活なのだ。
そして「コロキャン」はコロナでイベントや面接がキャンセルになること。特に3月に入ってから、相次いで大型の合同企業説明会が中止になったことは、これから本格的に就活をはじめようとしていた就活生たちに大きな打撃を与えた。
「隠れカメラオン」は、リモートで参加したWEB説明会で、急にオンライン会議ツールのカメラをオンにしてほしいと言われること。準備をしていなかった時に焦ること間違いなし。
近年一般的に使われるようになったのは「就活垢」。企業の採用担当者にプライベートをたどられることがないよう、就活専用に新しく作ったSNSのアカウントを指すという。
逆に、去年7位にランクインしていた「グルディス」(グループディスカッション)や9位にランクインしていた「リクラブ」(就活を通して出会った学生同士が恋愛に発展すること)は、21年卒で流行った就活用語としては影も形もなかった。
ことしは、同じ企業を受けている就活生と一度も会わないまま内定をもらうケースもあり、「リクラブ」なんて、夢のまた夢の話だったのかもしれない。
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