2019年07月25日
就職情報会社「マイナビ」に登録している現大学3年生や大学院生を対象にした調査で、回答者の8割近くが「インターンシップに参加や応募」など就活を始動させていると回答。1,2年生のころから就職を視野に入れた活動を始めるなど、長い時間をかけて自分のキャリアを考える学生が増えているようだ。
調査は、6月20日から30日にかけて、現大学3年生が中心の2021年卒の大学生・大学院生6336人を対象に行った。(「2021年卒大学生インターンシップ前の意識調査」)
まだ、夏休み前の時期の調査だったが、「インターンに応募・選考・参加予定あり・参加済み」が回答者の77%の回答者にものぼった。就職情報サイトへの登録者が対象ということもあるが、「参加したくない」は0.6%だった。
<2021年卒マイナビ大学生インターンシップ前の意識調査より>
また、回答者の23.8%が、6月末の時点ですでにインターンを体験済みと回答。調査を始めた昨年同月比で5ポイントアップしている。このうち、4月以降、主に3年生になってからインターンに参加したのは11.6%で、その他は1,2年時に参加したという回答。
マイナビは、背景に、ここ数年大学が力を入れている1,2年生向けのキャリアガイダンスの存在があると分析。8~9割の大学で行われているといい、1、2年生のうちに、自己分析や仕事に対する適正判断を行ったり、インターンシップの案内をしたりするという。
今年は、民間の就職情報会社への本登録が軒並み例年の6月から4月に前倒しされ、5月からインターンシップの情報が閲覧できるようになったことも後押ししているようだ。
さらに、インターンシップ参加目的の質問では(複数回答可)「どの業界を志望するか明確にするため(71.5%)」「どの職種を志望するか明確にするため(62.5%)」「視野を広げるため(59.3%)」が上位を占めた。
「参加したいインターンシップのプログラム内容」の質問では、「フィードバックの内容が自分自身のためになる」が63.2%と最も多く、学生は、より内容の濃いインターンシップのプログラム構成を企業に求めているようだ。
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