専門家・著名人
~私はこう考える〜
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。その影響は政治、経済、社会、文化、スポーツ…など、あらゆる分野に及び、私たちの生活や行動、考え方にも大きな影響を与えています。こうした状況をどうとらえ、どう乗り越えればいいのか。各分野で活躍する著名人や専門家たちが語るメッセージです。
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選択肢を増やす社会を 作家・コメンテーター 乙武洋匡さん
作家やコメンテーターとして活躍する乙武洋匡さんが、コロナ禍で変わる社会を「喜び」と「悔しさ」という言葉で表現したブログが大きな反響を呼びました。そこに込めた思い、さらにポストコロナの社会に期待することを本人に伺いました。
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いま生まれている「クリエイティブ」をつぶさない 芥川賞作家 平野啓一郎さん
人間関係の機微など人の内面に迫る数々の著作を書いている芥川賞作家の平野啓一郎さん。平野さんは、在宅で過ごす時間の増加など新型コロナウイルスの影響が、私たちの暮らしや考え方にどのような変化を及ぼすのか注視しています。環境の変化にストレスや不安を強める人も少なくない中で、この先の時代にどのようなことが希望となり得るのか、考えを伺いました。
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コロナ後こそ環境問題を考えて 気候科学者 江守正多さん
「大気汚染が深刻なインドで数十年ぶりにヒマラヤが見えた」「イタリアのベネチアで緑色に濁っていた運河の水が透明になった」コロナ禍にある世界各地からこうした自然環境に関する驚きの報告が相次ぎました。こうした事態を環境の専門家はどう考えているのか。そしてコロナ禍のあとに考えるべき環境政策とは? 国立環境研究所の江守正多さんに話を伺いました。
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新型コロナからの経済再生 “資本主義”を封じ込めろ 経済アナリスト 森永卓郎さん
経済アナリストとして、テレビやラジオなどでおなじみの森永卓郎さん。今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、グローバル資本主義の限界を明らかにしたと指摘します。厳しい経済状況となることが予想される中、それを乗り超えていくために必要なことは何かを伺いました。(2020年5月14日取材/5月27日掲載)
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『危機の中だからこそ 民主主義の強化を』 東京大学 宇野重規さん
新型コロナウイルスの感染拡大という危機の中で、政治に強いリーダーシップを求める声は国内外で上がりました。そんな中、民主主義はどうあるべきなのか。国内外の政治や民主主義の歴史を研究している政治学者の宇野重規さんに伺いました。(2020年5月25日)
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ポスト・コロナ時代こそ 成熟社会にかじを切れ 京都大学 広井良典さん
日本が直面している人口減少や低成長の社会。それにあらがうような成長路線に対し長年、脱成長路線を唱えてきた京都大学の広井良典教授。ポスト・コロナ時代こそ、新しい成熟社会にかじを切るチャンスだと主張します。(2020年5月15日)
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シンプルな生活に戻ってみる 作家 多和田葉子さん
おととし全米図書賞を受賞し、ノーベル文学賞の候補と目されるようにもなった作家の多和田葉子さん。30年以上にわたってドイツで暮らしながら、日本語とドイツ語でことばの壁を越えた物語を紡ぎ、世界で高い評価を受けています。その多和田さんは、新型コロナウイルスによって大きく変わりつつある今の世界を、どんなことばで語るのでしょうか。ベルリンの自宅で過ごす多和田さんにテレビ会議システムを使って話をうかがいました。(2020年5月13日)
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新たな「政治行政」と「縮小モデル」の実現を 政治学者 御厨貴さん
東日本大震災の復興構想会議や天皇の生前退位についての有識者会議のメンバーとして、日本社会のあり方を提言してきた政治学者で東京大学名誉教授の御厨貴さん。新型コロナウイルスにより、政治や行政がどう変わるべきなのか、伺いました。(2020年5月7日)
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「公衆衛生」と「個人データ」 慶應義塾大学 山本龍彦教授
新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めようと、今、急速に活用が進んでいるのが、私たちの個人データです。LINEから突然届いた健康に関するアンケートに驚いた人たちも多いのではないでしょうか。ウイルスという強敵にビッグデータで挑むためですが、私たちはこの問題とどう向き合うべきなのでしょうか。憲法学の立場から研究している慶應義塾大学の山本龍彦教授に伺いました。(2020年5月4日)
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他者に寛容な社会に 劇作家 演出家 平田オリザさん
新型コロナウイルスの感染拡大で「見えない敵を前にして理性的な判断ができなくなっている」と話す劇作家で演出家の平田オリザさん。「命の次に大切なものは一人ひとり違う。いろんな人がいて、認め合うことが大事だ」と訴えます。(2020年5月3日)
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「災害」と「感染症」は深い関わり 防災専門家 福和伸夫教授
南海トラフ巨大地震への防災上の備えなどに取り組む名古屋大学の福和伸夫 教授は、災害と感染症は歴史的に見ても深い関わりがあるといいます。(2020年4月30日)
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ウイルスとの「戦争」ではなく「共生」を 長崎大学 山本太郎教授
猛威を振るう新型コロナウイルスは、世界中の政治や経済を混乱に陥れています。私たちは、この脅威とどう向き合えばよいのでしょうか。