1.水や食べ物を準備する

大きな地震が起こると、電気が止まったり、水道の水やガスが出なくなったりすることがあります。買い物に行くことができなくなったり、店に品物が来なくなったりしますから、料理をしなくても食べることができる物を準備しておきましょう。水は1日に1人2Lぐらい必要だと言われています。
ラジオや懐中電灯は電池があるかどうか調べて、いつでも使うことができるようにしておいてください。家族にお年寄りや赤ちゃんがいる場合は、つえやおむつなど必要な物も準備しておきましょう。
避難するときにすぐ持って行くことができるように、必要な物は全部一緒にかばんなどに入れておきましょう。
電車やバスが止まって家に帰ることができないこともあります。泊まることができるように会社などにも水や食べ物を準備しておいてください。
2.建物を調べる
地震で建物が壊れたり倒れたりして、大勢の人が亡くなっています。特に1981年より前に建てた家は、家を建てるときのルールが今より厳しくなかったため、建物の強さが十分ではないかもしれません。専門家に調べてもらって、必要だったら建物を強くする工事をしてください。市や町が、建物を調べたり工事をしたりするときにかかるお金の一部を出す場合もあります。相談してみましょう。
3.部屋の中を安全にする

棚などの家具や冷蔵庫などの電化製品は、地震で倒れたり落ちてきたりすると危険です。倒れないように「L字金具」という金具で家具を壁に付けましょう。「突っ張り棒」という棒を家具と天井の間に入れるやり方もあります。家具の下に入れて動きにくくするマットもあります。窓に貼って割れたガラスが周りに飛ばないようにするフィルムも役に立ちます。大きな家具は、寝る部屋やお年寄りの部屋には置かないでください。
4.どこに逃げるか調べる
火事などになって危険な場合は、近くの「避難場所」にすぐ逃げましょう。そのあと、建物が壊れたりして家で生活ができなくなった場合は、近くの「避難所」にしばらくいることができます。「避難場所」も「避難所」も市や町などが決めています。家や会社からどこに逃げたらいいか、役所や近所の人に聞いてみましょう。