東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

4月4日のニュース

放射線量 減少かほぼ横ばい

各都道県が4日午後3時までに観測した各地の放射線量は、ほとんどの地点で減少か横ばいとなっています。
4日午前0時から午後3時までの各地の観測によりますと、福島県内では、▽福島第一原子力発電所から北西に65キロほど離れた福島市で午前5時に1時間当たり2.51マイクロシーベルト、▽郡山市では午前4時などに1時間当たり2.21マイクロシーベルトでした。
これらの地点では、震災の前に観測されていた1時間当たり0.04から0.06マイクロシーベルトと比べ、高い放射線量を観測していますが、数値は減少する傾向にあります。
また、▽南相馬市では午後2時に1時間当たり0.84マイクロシーベルト、▽いわき市では午前6時に1時間当たり0.53マイクロシーベルトと、いずれも通常の値よりもやや高い放射線量を観測しました。
茨城県内では、▽北茨城市で午前7時半などに1時間当たり0.49マイクロシーベルト、▽水戸市で午前2時などに1時間当たり0.17マイクロシーベルト、宮城県内では、▽仙台市で午前11時に1時間当たり0.08マイクロシーベルトと、いずれも通常よりやや高い数値を観測しました。
また、宇都宮市、前橋市、さいたま市、それに東京・新宿区、このほか神奈川県の川崎市、横須賀市、茅ヶ崎市、千葉県市原市のそれぞれの地点でも通常よりやや高い数値を観測しました。
しかし、大気中の放射線量はほとんどの地点で横ばいか減り続けていて、これらの数値の放射線を浴びたとしても健康に影響が出るレベルではないということです。
一方、札幌市、青森市、秋田市、盛岡市、山形市、新潟県の柏崎市、甲府市、長野市、静岡市では引き続き、通常より高い放射線量は観測されませんでした。

4月4日のニュース一覧