風疹の最新ニュース

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大企業などの風疹対策 実施状況調査へ 厚労省 2020年02月04日

2月4日は「風疹の日」です。厚生労働省は都内でイベントを開き、抗体検査やワクチン接種を呼びかけるほか、今後、全国およそ1400の大企業などを対象に風疹対策の実施状況を聞くアンケート調査を行って、必要な企業には個別に支援することにしています。

風疹はウイルスによって引き起こされる感染症で、去年の感染者は2306人に上り、妊婦が感染すると生まれてくる子どもの心臓や目、耳などに障害が出るおそれがあります。

2月4日は語呂合わせから風疹の日とされ、厚生労働省は都内でイベントを開くなどして、抗体検査の受診やワクチンの接種を呼びかけることにしています。

また、東京オリンピック・パラリンピックを前に企業の風疹対策を強化するため、厚生労働省は全国のおよそ1400の大企業などに対し、社内で風疹対策の担当者を新たに設けたり、健康診断に抗体検査を導入するよう要請しています。

さらに今後は大企業などを対象に対策の実施状況を聞くアンケート調査を行います。
具体的には、従業員がどれくらい抗体検査を受けているかや、今後、抗体検査を導入する予定があるかなどを聞きます。

厚生労働省はオリンピック前のことし7月末までに480万人に抗体検査を実施するという目標を掲げていて、必要な企業には個別に支援していくことにしています。