風疹の最新ニュース

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東京五輪・パラ選手らに風疹やはしかのワクチン 無料接種へ 2019年10月28日

国内ではことし、風疹の感染が広がり、患者はすでに2200人を超えていて、来年開かれる東京オリンピック・パラリンピックでは多くの外国人が日本を訪れるため、風疹やはしかなどの感染がさらに拡大するおそれがあると指摘されています。

特に出場選手やスタッフなどが期間中に感染すると大会の運営に支障を来すことから、国は関係者が事前に風疹やはしかのワクチンを無料で接種できるようにする特別対策を行うことになりました。

選手やコーチ、それに大会運営に関わる職員や選手村で業務を行うスタッフなどのうち、来年4月の時点で30歳以上になる男女で、過去に風疹やはしかに感染したことがなく、予防接種を受けた記録も確認できない人が対象となります。

国は今後、こうした人たちがワクチンを接種できる臨時の会場を設ける方針です。

また訪日外国人と接する機会が多い鉄道会社やタクシー会社などの公共交通機関やホテルや百貨店などに対し、感染歴やワクチンの接種歴の無い社員がいないか確認するよう要請します。

対象となるのは東京、埼玉、千葉、神奈川と、競技会場などがある地域の事業所で、費用を会社側が負担するなどして社員にワクチンの接種を促すよう求めています。