風疹の最新ニュース

風疹の最新ニュース

風疹対策強化 小泉進次郎氏に要望 2018年11月05日


風疹の患者が大幅に増加する中、妊娠中に感染し、子どもに障害が出た母親などでつくる団体が、自民党の小泉進次郎厚生労働部会長と面会し、感染の中心となっている成人男性を対象に、ワクチンの定期接種を実施するなど、対策を強化するよう求めました。

風疹は、ことし患者が大幅に増加していて、妊娠中の女性が感染すると、赤ちゃんに障害が出るおそれがあります。

5日は、風疹によって子どもに障害が出た母親などでつくる団体が自民党本部を訪れ、小泉厚生労働部会長と面会し、対策の強化を求める要望書を手渡しました。

要望書では、子どもの頃にワクチンを受ける機会がなかった30代から50代の男性が感染の中心となっていることから、こうした人たちを対象にワクチンの定期接種を、国や自治体が助成する形で実施することなどを求めています。

風疹による障害で娘を亡くした、団体の共同代表をつとめる可児佳代さんは「私たちと同じような思いをする、お母さんをなくしてほしい」と涙ながらに訴えました。

面会のあと、小泉氏は「風疹は撲滅できるにもかかわらず実現できていないということは、何かが足りないはずで、政治にできることを関係者とも話し合って行動に移したい」と述べました。