妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがある風疹の予防のため、名古屋市は、4月から妊娠を希望する女性やパートナーなどを対象にワクチンの接種費用を助成することになりました。
風疹は妊娠初期の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんが耳や目、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあります。
平成24年から25年にかけての流行では風疹の患者の多くが成人で、その結果、45人の赤ちゃんに障害が出ました。
このため名古屋市は風疹の予防のために4月から妊娠を希望する女性とパートナー、それに妊婦のパートナーのうち検査で抗体が不十分だった人に対し、ワクチンの接種費用を全額助成することになりました。
また、名古屋市を除く愛知、三重、岐阜の東海3県のすべての市町村では、平成26年度に引き続き妊娠を希望する女性などを対象に風疹の抗体検査費用の全額助成があり、自治体によってはワクチンの接種費用の一部についても助成するところがあります。