風疹の最新ニュース

風疹の最新ニュース

風疹で障害の赤ちゃん 全国で43人に 2014年03月05日

風疹の流行の影響で障害が出る赤ちゃんが相次ぐなか、新たに東京で1人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と診断され、おととしからの流行で障害が出た赤ちゃんは全国で43人となりました。

 

風疹は妊娠中の母親が感染すると赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあり、去年、大流行したことから、そのあとに生まれる赤ちゃんへの影響が心配されています。

 

こうしたなか、先週、東京都内の医療機関から新たに1人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と診断されたと自治体に報告があったということです。この結果、おととしから続いた流行で「先天性風疹症候群」と診断された赤ちゃんは全国で43人となりました。

 

地域別では、東京が16人と最も多く、続いて大阪が6人、埼玉が4人などとなっています。
厚生労働省は、6年後までに風疹の流行をなくすことを目標に予防接種などの対策を進めることにしていて、特に免疫がない人が多い成人の男性などへの接種を進めることが急がれています。