風疹の流行が続く中、予防に有効なワクチンが一部では品薄となっています。今後の供給見通しはどうなっているのでしょうか?(情報は3月末現在です)
風疹の予防接種には、風疹単独のワクチン(下の写真右 ピンクの箱)と風疹とはしかの混合ワクチン、いわゆるMRワクチン(下の写真左 黄色い箱)の2種類が使われます。
このうち、風疹単独のワクチンは例年およそ7万人分生産されていますが、ワクチンメーカーなどで作る「日本ワクチン産業協会」によりますと、ことしの風疹の流行で接種する人が増えたため、品薄傾向で供給が難しくなっているということです。
一方、風疹とはしかの混合ワクチンついては3月末現在、在庫がおよそ80万人分あるほか4月から6月の今後3か月でおよそ103万人分が供給できる見通しだということです。
協会は「今後予想される需要の増加にもおおむね対応できるのではないか」と話しています。