風疹の最新ニュース

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静岡県内で風疹患者増加、予防接種を 2018年09月14日

風疹の患者数が首都圏を中心に増える中、静岡県内でも今月に入ってからこれまでに、患者が7人確認されていて、県は、予防接種を受けるなど、特に影響が大きい妊娠中の女性への感染を防ぐよう改めて注意を呼びかけています。

風疹は発熱や発疹などの症状が出るウイルス性の感染症で、せきやくしゃみなど唾液の飛まつでも感染します。また、妊娠中の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が起きるおそれがあります。

ことしは7月下旬から首都圏を中心に患者が増え、全国の患者数はすでに去年1年間の5倍近くに上っています。

静岡県は14日に会見を開き、県内では今月3日に2人の患者が確認されて以降、これまでに新たに5人が確認され、患者はあわせて7人に上っているということです。

これまでに確認された患者はいずれも、

▼40代から50代の男性で

▼地域別には、東部が2人、中部が1人、西部が4人となっています。

県は「特に妊娠中の女性は感染しないよう注意してほしい。感染を防ぐためには予防接種が有効です」と呼びかけています。

また、県内ではすべての市と町で、妊娠中の女性やその家族を対象に風疹への免疫があるかどうか無料で検査できるほか、一部の自治体では予防接種の費用の一部を助成しているということで、県は予防に役立ててほしいとしています。