どう話しかける?選挙を前に自治体の職員がサポート研修

知的障害のある人を選挙でどうサポートしていくかは、行政の課題の一つです。

東京の狛江市では選挙を前に、知的障害のある人とコミュニケーションをとり、投票の際のサポートに役立ててもらおうと研修を行っています。

東京・狛江市の職員金築宏美さん(かなつき・ひろみ)は、今回の参議院選挙では、投票所で障害がある人などのサポートに当たります。

金築さんには以前、投票所で障害がある人の対応をしたときにどのように声をかけてよいかわからず、障害がある人が満足する支援ができなかったのではないかという思いがあり、研修に参加しました。

金築宏美さんの話:
「投票を終えられて送り出したときに、これでよかったんだっけっていうそういう不安がありました」

研修のメインは福祉作業所での実習で、投票でのサポートには欠かせないコミュニケーションをどうすればとりやすくなるか学びます。

隣になったのは斎藤秋彦さん。(さいとう・あきひこ)

「いつもこの作業は斎藤さんがされているんですか?」「このお仕事以外で難しいお仕事ありますか?」などと、相手のことを知ろうと一生懸命質問しますが、斎藤さんとの距離がなかなか縮まらないと感じていました。

どうしたらよいか悩んでいると、「何人きょうだいですか?」と、斎藤さんが初めて質問をしてくれました。

金築さんは、はっとしたといいます。

金築宏美さんの話:
「あ、話しかけるばかりではないんだなと、ここで話しかけることが心地よいことなのか、そういうことを私はもう少し考えたほうがいいと途中で気がつきました」

重要なのは相手のペースを考えること。そうすると相手の表情やしぐさが見えて、心に余裕が生まれました。

金築宏美さんの話:
「(知的障害のある人が)いらっしゃったときに案内係の私たちがドギマギしていたら、投票まで結びつかなくなることがある。はじめからこちらが落ち着いたかたちですぐに対応ができるようにあらかじめ心の準備をしておくべきだと思いました」

狛江市は、障害がある人たちが投票しやすい環境を整えるため参議院選挙の投票日までにさらに研修を行うことにしています。

【動画】2022年6月30日放送

狛江市の職員がサポート方法を研修

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