このコーナーでは、参議院の選挙や国会などについて、わかりやすく説明します。
まずはそもそも「参議院」とはなにか?について。
国会には衆議院と参議院があります。
参議院は、国会の建物の右側にあります 。
参議院は、1947年にできました。
第2次世界大戦の前にあった「貴族院」が「参議院」に変わりました。
国会では、法律や予算(国のお金の使い方)について話し合います。
参議院は、衆議院が決めたことに問題点がないかチェックします。
原則として衆議院と参議院の両方がみとめたら、法律や予算が決まります。
参議院の議員は、全部で248人です。
この中の148人は選挙区で選ばれて、100人は比例代表で選ばれます。
参議院は3年に1回、選挙をして、議員の半分ずつ交代します。
参議院の議員になることができるのは、30歳以上の人です。
衆議院は25歳以上の人です。
参議院の議員は、6年間仕事をします。
衆議院は普通4年間ですが、途中で解散して、もっと短くなることがあります。
参議院は議員の期間が長いため、法律の案や国の政治 について、
長い時間をかけて話し合うことができます。
衆議院の選挙は、政治の中心になる政党を選ぶ選挙 になります。
参議院の選挙は、総理大臣や与党(総理大臣の政党と仲間の政党)の政治が、
いいか悪いかを評価する「中間テスト」と呼ばれます。
参議院の選挙で与党が負けると、「ねじれ」になります。
「ねじれ」は、衆議院では与党の議員が多くて、
参議院では野党 (与党ではない政党)の議員が多くなることです。
過去の参議院の選挙では、「ねじれ」になって総理大臣がやめたことや、次の選挙で野党と与党が反対になったことがあります。