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東京都の知事を決める選挙があります。
首都・東京には、日本全体の10%あまりが暮らしています。
いま東京で起きている大きな問題の一つは、生まれてくる子どもの数が少ないことです。
一人の女性が一生のうちに生む子どもの数を表す出生率はすべての都道府県の中で東京が最も低くなっています。
なぜなのでしょうか?
住むことや教育にかかるお金が高いからだとよく言われています。
子どもを生み、育てやすい環境をつくろうと、東京都は、子育てにかかるお金を積極的に支援しています。
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ただ、お金に余裕のある東京がこれをやりすぎると、よその地域が困ってしまいます。
人口が集中している東京にさらに人が集まってしまうからです。
また、高齢化が進んでいることも東京にとって大きな問題です。
お年寄りの生活を助ける介護の仕事をする人が急速に足りなくなると心配されています。
一方で、新型コロナウイルスの影響も落ち着き、最近、東京には大勢の外国人の観光客が訪れています。
場所によっては高層ビルやマンションの建設も相次ぎ値段が上がっています。
東京の将来は国全体の将来に大きく関係します。
東京都の知事にどんな人がなるか、議論に注目です。
東京都知事選挙の日程
6月20日 告示。候補者が決まります。
6月21日から7月6日。期日前投票ができます。
7月7日 投票日。新しい知事が決まります。