
今年2月に 愛知県の知事を決める選挙があります。
愛知県には、自動車やその部品をつくる会社が たくさんあります。
たくさんの人の働く場になったり、外国にも 自動車を たくさん売ったりして、
日本の経済を よくするのに 貢献してきました。
いま、その自動車産業が 大きく変わろうとしています。
どういうことでしょうか?
変わる自動車産業
いままでの自動車は、ガソリンを使って走るものが 多かったです。
ガソリン車は、走るときに 二酸化炭素が出ます。
二酸化炭素は、地球の気温が上がる“温暖化”の原因だと いわれています。
温暖化を放っておけば、人間や他の生物が 地球でくらしにくくなる 心配があります。
温暖化を防ぐために、二酸化炭素が出る量を減らすことが 大切になっています。

そこで 増え始めたのが、電気で走る 電気自動車です。
電気自動車は 走るときに二酸化炭素を出しません。
外国の自動車会社は、電気自動車をつくることを がんばるようになってきました。
愛知県の豊田市に本社があるトヨタ自動車も、
外国の自動車会社に 負けないように がんばっています。
電気自動車をつくる数を ものすごく増やす計画を発表しています。
新しい車を開発することも がんばっています。
新しい車を試しに走らせる巨大なコースや 研究施設も つくっています。
愛知県も お金を出して、これに協力しています。

電気自動車は、ガソリン車に比べて 部品の数が少ないのも 特徴です。
これまで自動車の部品をつくってきた会社は、これまでの仕事が減るかもしれません。
そこで、自動車以外のものづくりに挑戦する会社も 出ています。
自動車産業がどうなるかは、愛知の未来にも 大きな影響があることでしょう。
愛知県知事選挙で 候補者がどのような話をするのか、注目です。
愛知県知事選挙の日程
1月19日 候補者が決まります。
1月20日から2月4日 期日前投票ができます。
2月5日 投票日です。知事が決まります。