審査対象の11人が
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2021年7月6日判決米軍基地移設に伴う
辺野古サンゴ移植訴訟
どんな
裁判か
- アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古沖への移設工事をめぐり、沖縄県が国からサンゴの移植を許可するよう指示されたのは違法だと訴えた裁判
- 最高裁第3小法廷は訴えを退け県の敗訴が確定
- 5人の裁判官のうち2人は県側の主張認める反対意見
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古沖への移設工事をめぐり、沖縄県は2019年に沖縄防衛局から埋め立て予定区域のサンゴを移植する申請を受けましたが、判断を出さず、さらに農林水産大臣から移植を許可するよう指示されたことについて、違法だと国を訴えました。
最高裁判所第3小法廷は「沖縄防衛局は、申請した地域の工事を実施できる地位にあった。サンゴを保護するために移植する必要があり、県の対応は裁量権の乱用だ」として訴えを退け、県の敗訴が確定しました。
裁判官5人は3対2で意見が分かれ、2人は沖縄県の対応は違法でないとする反対意見を述べました。
●この裁判についての最高裁判所の資料はこちら(NHKサイトを離れます)
審査対象の裁判官たちの判断は
-
裁判長林 道晴
プロフィール
結論と同じ
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長嶺 安政
プロフィール
結論と同じ
-
宇賀 克也
プロフィール
結論に反対
沖縄県が軟弱地盤の改良の実現可能性を考え、サンゴの移植許可について判断しなかったのは裁量権の乱用とまではいえない。
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