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「即位礼正殿の儀」主な参列者

「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」には各界の代表や外国の元首など、国内外から合わせて1999人が参列しました。

このうち1576人が国内からで、皇族方のほか元皇族や安倍総理大臣ら三権の長、閣僚、国会議員、それに地方自治体の代表などが参列しました。

さらにスポーツや学術などの分野で業績を挙げた人たちも招かれました。

王貞治氏(左) 山下泰裕氏(中) 澤穂希氏(右)

この中には、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長や、ロサンゼルスオリンピックの柔道の金メダリストでJOC=日本オリンピック委員会の山下泰裕会長、元サッカー女子日本代表の澤穂希さん、将棋の羽生善治九段、それにレスリング女子でオリンピック4連覇を達成した伊調馨選手といった国民栄誉賞を受賞した人たちもいます。

また江崎玲於奈さんや野依良治さんなどノーベル賞の受賞者も参列しました。

江崎玲於奈氏(左) 野依良治氏(右)

このほか万葉集研究の第一人者で、元号「令和」の考案者とみられる国文学者の中西進さんや、平成30(2018)年、沖縄の「慰霊の日」の戦没者追悼式で、「平和の詩」を朗読した高校生の相良倫子さんらも参列しました。

さらに日系人も参列し、この中には平成29(2017)年、ノーベル平和賞の授賞式で演説したカナダ在住の広島の被爆者サーロー節子さんもいました。

サーロー節子氏

一方、海外からは、191の国や地域、それに国際機関から元首や王族、祝賀使節など423人が参列しました。

このうちアメリカからは初のアジア系アメリカ人の女性閣僚イレイン・チャオ運輸長官が、中国からは習近平国家主席の盟友の国家副主席が、韓国からはイ・ナギョン首相が参列しました。

イレイン・チャオ氏(左)王岐山氏(中) イ・ナギョン氏(右)

また日本の皇室と親交が深いイギリス王室からは前回に続いてエリザベス女王の代理のチャールズ皇太子が参列しました。

チャールズ皇太子

このほかヨーロッパの王室からは国連の「水と衛生に関する諮問委員会」の活動などを通じて天皇陛下と親しいオランダのアレキサンダー国王や、ベルギーのフィリップ国王、それにスペインのフェリペ国王ら天皇陛下と同世代の国王たちが夫妻で参列しました。

またアジアの王室からはブルネイのボルキア国王やブータンのワンチュク国王夫妻などが参列しました。

「即位礼正殿の儀」では儀式が行われる「松の間」のある正殿に面した中庭を取り囲む建物に参列者の席が設けられました。

平成2年に行われた上皇さまの「即位礼正殿の儀」ではできるだけ多くの人が儀式の様子を見られるよう、中庭の「長和殿」側と「豊明殿」側に参列者が座る仮設ステージが設けられましたが、今回は悪天候の場合を考慮して設置されないことになりました。

代わりに宮殿内の各所には200インチの大画面のスクリーンをはじめ、大小合わせて30台のモニターが設置されました。

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