山形市対象に独自の緊急事態宣言
新型コロナ感染者が急増

2021年3月22日

新型コロナウイルスの新規感染者が急激に増えていることを受け、山形県と山形市は、山形市を対象に独自の緊急事態宣言を出しました。

山形県内では3月21日、新型コロナウイルスの1日の感染確認の発表が過去最多の31人となり、3月22日も21人となるなど感染者が急増しています。

特に、独自の緊急事態宣言を出している宮城県仙台市と隣接している山形市では、飲食店などで感染者の集団=クラスターが相次いでいます。

このため、山形県の吉村美栄子知事と山形市の佐藤孝弘市長は、今後、医療提供体制がひっ迫するおそれがあるなどとして、3月22日、山形市を対象に独自の緊急事態宣言を出しました。

期間は3月22日から4月11日までで、山形市全域で不要不急の外出や移動の自粛、それに山形市との往来をできるかぎり控えることなどを要請しています。

また今後、医療提供体制がさらにひっ迫した場合は、飲食店に対する営業時間の短縮を速やかに要請するとしています。

山形県では3月7日、独自の注意・警戒レベルをレベルの「警戒」に引き下げたばかりでしたが、会見で吉村知事は、「注意・警戒レベルを緩和したことと、同じ時期に隣県で感染者数が急増したことが連動して、感染が拡大したと思う。同じような状況が数日続けば、飲食店への営業時間の短縮要請を考えざるをえない」と述べました。