神奈川 新型コロナ
自宅療養者の
健康観察方法を一部変更

2021年2月1日

神奈川県は自宅などで療養している、新型コロナウイルスの患者への電話の回数を減らすなど、2月1日から健康観察の方法を一部変更しました。

神奈川県は自宅やホテルなどで療養している患者のうち、無料通信アプリによる問い合わせに応答がない人について、AIを使った電話を1日2回かけ、保健師も1回連絡をしていました。

しかし、患者が急増した1月、電話をかける対象が一時、1200人を超えて対応が難しい状況になり、こうした方法の変更を決めました。

2月1日からは、原則としてAIによる電話を1日に1回かけ、体調に問題ない人が希望する場合は、このAIによる電話も省略するということです。

一方、入院先が決まらずに自宅で待機している人や、療養中で重症化のリスクが高い人については、リストアップしたうえで、保健師が毎日電話をかけるということです。

さらに、療養中の人を対象にした緊急電話相談の回線を、5回線から20回線に増やして、対応することにしています。

神奈川県内では1月31日の時点で自宅やホテルなどで療養している人はおよそ2100人で、黒岩知事は「より効率化した形で多くの患者を安全にフォローできる仕組みにした」と述べて、変更に理解を求めました。