神奈川県 ワクチン大規模接種会場で
団体単位の受け付け開始へ

2022年4月12日

神奈川県は、若い世代の3回目のワクチン接種を進めるため、県の大規模接種会場で大学や企業などの団体単位で接種を行う取り組みを始めると発表しました。

神奈川県では、新規感染者数が高止まりの状況が続き、30代以下が全体の6割以上を占めています。

一方、年代別のワクチンの接種率では、12歳から39歳までの人のうち3回目の接種を受けた人はおよそ2割にとどまっています。

黒岩知事は4月12日の定例会見で、若い世代のワクチン接種を進めることが重要だとして、海老名市に設置している県の大規模接種会場で、大学や企業などの団体単位で接種を行う取り組みを始めると明らかにしました。

大規模接種会場では現在、個人向けの接種のみを行っていますが、4月13日から、1団体50人以上の申し込みを受け付け、接種を4月26日から行うということです。

黒岩知事は、「若い人は感染しても軽症だからと、接種を控える人もいるようだが、軽症でも数日間は高熱が続くなど、つらい思いをしている人も多い。重症化を抑えて、経済活動を動かしていくためにも3回目の接種を少しでも進めたい」と話していました。