沖縄 玉城知事「まん延防止等重点措置」
適用の要請検討へ

2022年1月4日

沖縄県の玉城知事は1月4日、緊急の記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを踏まえ、政府に対しまん延防止等重点措置の適用を要請することを検討する考えを示しました。

玉城知事は1月4日午後、新型コロナの感染が急拡大していることを受けて、緊急の記者会見を開きました。

この中で玉城知事は県内の感染状況について「20代から40代の感染者が多く、飲食による感染事例も増加していることを鑑みると、もはや第6波に突入したものと認識している」と述べました。

そのうえで「感染拡大に歯止めがかからなければ、まん延防止等重点措置の要請を含めたさらなる警戒レベルの引き上げや、人の移動や経済活動の制限などの強い措置も想定しなければならない」と述べ、政府に対し、まん延防止等重点措置の適用を要請することを検討する考えを示しました。

県は1月5日、感染症の専門家会議や経済団体との会議を開いて意見を聞いたうえで1月6日、対策本部会議を開いて今後の対応を決めることにしています。

また、県は1月4日対策本部会議を開いて対応を協議し、県内の感染状況を「感染流行期」にあたるレベル2に引き上げることを決めました。

これに伴い新型コロナの影響で落ち込んだ観光需要を回復させるため県が行っている、宿泊プランなどを割引する県民向けのクーポン券の販売を今週7日に停止するということです。