札幌市 感染確認過去最多見通し
道は緊急事態宣言要請含め検討

2021年5月13日

札幌市では新型コロナウイルスの1日の感染確認が5月13日、これまでで最も多い500人前後にのぼる見通しです。

北海道は爆発的な感染拡大を受けて、政府に対し緊急事態宣言を出すよう要請することも含め慎重に検討を進めています。

札幌市の関係者によりますと、新型コロナウイルスの1日の感染確認は、札幌市で5月13日、500人前後にのぼる見通しだということです。

1日の感染確認としては、これまでで最も多かった5月12日の352人を大幅に上回り、2日続けて過去最多となる見通しです。

北海道は、感染が爆発的に拡大し医療体制がひっ迫していることを踏まえ政府に対し、緊急事態宣言を出すよう要請することも含め慎重に検討を進めています。

さらに道は、小樽市で感染が急速に拡大しているとして5月9日から適用されているまん延防止等重点措置の対象地域に、小樽市を加える方向で調整しています。

また道は、全道で不要不急の外出を控えるよう要請するとともに、札幌周辺の石狩地方の飲食店などに対し、営業時間などの短縮を要請する方針で、近く、対策本部会議を開いて決定することにしています。

官房長官「北海道とも連携取りながら機動的に判断したい」

加藤官房長官は、午前の記者会見で「『まん延防止等重点措置』の対象地域を拡大していくかは、北海道が基本的に判断することだ。また緊急事態宣言の発令は、基本的対処方針に考え方が明記されているので、それを踏まえて、北海道とも連携を取りながら機動的に判断していきたい」と述べました。