東京都 6月1日から
「ステップ2」
ジムや百貨店なども再開

2020年6月1日

東京都は6月1日から休業要請などの緩和の段階を「ステップ2」に進め、緩和の対象を広げました。今後、感染の推移を見ながら次のステップに進むかどうか慎重に判断することにしています。

東京都は6月1日午前0時から休業要請などの緩和の段階を「ステップ2」に進め、学習塾、劇場や映画館、スポーツジム、それに、百貨店などの小売店も再開できるようになりました。

都内では5月31日、感染が確認されたのは5人で、6日ぶりに10人を下回りましたが、31日までの1週間のうち5日は2桁の感染が確認されています。

都は段階的な緩和について「2週間単位をベースに状況を評価して実施する」としつつ、感染が抑えられている状態が続けば、次のステップへの移行を早めることも含めて検討する方針です。

一方で、感染状況が再び悪化したと判断した場合には「東京アラート」を発出して警戒を呼びかけることにしています。

都は感染の推移を見ながらカラオケ店や接待を伴わないバーなども緩和の対象に追加される「ステップ3」に進むかどうか、慎重に判断することにしています。

東京都「ステップ2」で休業要請緩和の施設

「ステップ2」に分類されている具体的な業種や施設は、次の通りです。

【学習塾など】
・自動車教習所
・学習塾
・英会話教室
・音楽教室
・囲碁・将棋教室
・生け花・茶道・書道・絵画教室
・そろばん教室
・バレエ教室
・体操教室

【劇場など】
・劇場
・観覧場
・プラネタリウム
・映画館
・演芸場

【集会・展示施設】
・集会場
・公会堂
・展示場
・貸会議室
・文化会館
・多目的ホール
・ホテル(集会の用に供する部分に限る)
・旅館(集会の用に供する部分に限る)

【商業施設】
・ペットショップ(ペットフード売り場を除く)
・ペット美容室(トリミング)
・宝石類や金銀の販売店
・住宅展示場(集客活動を行い来場を促すもの)
・古物商(質屋を除く)
・金券ショップ
・古本屋
・おもちゃ屋鉄道模型屋
・囲碁・将棋盤店
・DVD/ビデオショップ
・DVD/ビデオレンタル
・アウトドア用品スポーツグッズ店
・ゴルフショップ
・土産物屋
・旅行代理店(店舗)
・アイドルグッズ専門店
・ネイルサロン
・まつ毛エクステンション
・スーパー銭湯
・岩盤浴
・サウナ
・整体院(主として利用者が身体機能の維持を目的として利用する施設は要請の対象外とする)
・エステサロン
・日焼けサロン
・脱毛サロン
・写真屋
・フォトスタジオ
・美術品販売
・展望室
・百貨店(生活必需品売り場以外)
・ホームセンター(生活必需品売り場以外)
・ショッピングモール(生活必需品売り場以外)

【運動施設】
・スポーツジム

また、体育館、水泳場、ボウリング場、野球場、テニス場、陸上競技場などは、「ステップ1」では観客席部分は使用できませんでしたが、「ステップ2」に移行して使えるようになりました。

【飲食店など】
居酒屋を含む飲食店や料理店、喫茶店などは、飲食・酒類の提供について朝5時から夜10時までで、「ステップ1」と変わりません。

【コンサートや展示会などのイベント】
入場者数に上限を設けたうえで開催を認め、入場者数を、
・屋内で100人以下、または収容定員の半分以下のいずれか少ないほう、
・屋外で200人以下としています。