2020年5月26日
東京都は、新型コロナウイルスの対策本部会議で休業要請の緩和にあたり、これまで対応が決まっていなかったスポーツジムやカラオケ店などを対象に含め、26日から始まった「ステップ1」の次の段階以降に緩和することを決めました。
東京都はロードマップに沿って、4つのステップで休業要請の緩和を進める方針で、26日から「ステップ1」に移行しました。
26日午後、小池知事らが出席して新型コロナウイルスの対策本部会議が開かれ、これまで休業要請の緩和にあたって対応が決まっていなかった施設などについて、国や業界団体の方針を踏まえ対応を協議しました。
このうち「クラスター」が発生するおそれがあるとされているスポーツジムについては「ステップ2」とし、感染拡大がおさえられていることを前提に、緩和について今週末にも判断するとしています。
また、カラオケ店と接待を伴わないバーについては、ネットカフェなどと同じ「ステップ3」とし、感染状況などを見ながら緩和の時期について判断することにしています。
このほか、接待を伴う飲食店やライブハウスについては、国などの方針を確認したうえで対応を決めるということです。
一方、コンサートや展示会などのイベントは、5月26日から入場者数に上限を設けうえで開催を認め、入場者数を屋内で100人以下、または収容定員の半分以下のいずれか少ないほう、屋外で200人以下としています。
その後、来月19日以降は入場者数を屋内で1000人以下、または収容定員の半分以下のいずれか少ないほう、屋外で1000人以下にするとしています。
小池知事は会議のあと「事業者の皆さんは、1日も早く始めたいと思うが、業種別のガイドラインを踏まえながら、適切に安心してサービスが提供できるよう心がけていただきたい」と述べました。