五輪観客“今後の状況踏まえ5者協議で適切に対応”
丸川五輪相

2021年7月2日

東京オリンピックの観客の扱いについて丸川担当大臣は、今後の感染状況などを踏まえ、大会組織委員会やIOC=国際オリンピック委員会などとの、5者による協議で適切に対応していく考えを示しました。

東京都内で新型コロナウイルスの感染状況が悪化する中、政府・与党内では、東京オリンピックは無観客とすることも含めて、対応を検討すべきだという意見が出ています。

丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、大会組織委員会などとの5者による協議で、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出された場合は、無観客も含めて検討することで合意していると説明しました。

そのうえで「感染状況や医療状況に急激な変化が生じた場合は、速やかに対応を検討することで合意がなされており、これらを踏まえて、適切に対応がなされていくものと考えている」と述べました。

また、記者団が「夜間や大規模会場は無観客にするのか」と質問したのに対し「夜間の観客については、千葉県や埼玉県の知事から意見をうかがっており、組織委員会で調整している」と述べました。

一方、丸川大臣は、一部の報道機関が、事前合宿で来日した海外選手のバスに乗り込むなど、行き過ぎた取材があったとして、感染対策を徹底するため、節度を持って対応するよう求めました。