変異ウイルス拡大の国 日本出国前7日間
毎日検査を徹底 五輪相

2021年6月29日

丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は、インドで確認された変異ウイルスの感染が拡大している国などから入国する選手らに、日本への出国前の7日間、毎日検査を行うことを徹底するため、各国のオリンピック委員会などに協力を求める考えを示しました。

東京大会での新型コロナウイルスの水際対策で、政府は、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」の感染が拡大している国や地域から入国する選手らに、日本への出国前の7日間、毎日検査を行うことを求める方向で調整しています。

これについて丸川担当大臣は閣議のあとの記者会見で「いわゆる『デルタ株』への対応で、出国前に7日間、行ってもらう検査は、各国のオリンピック委員会で、しっかり徹底し、日本政府がお願いする形でやってもらうことが重要だ」と述べました。

また、丸川大臣は、選手らが入国時の検査で陽性となった場合の対応について飛行機の座席表を事前に把握し、濃厚接触の疑いがある人を区分して、検疫所が準備したバスで移動させることを検討していると明らかにしました。