来日選手コロナ感染の場合
濃厚接触者特定し別移動へ 成田空港

2021年6月24日

東京オリンピックの事前合宿のため来日した、アフリカ・ウガンダの選手団の2人が新型コロナウイルスに相次いで感染していることが確認されたことを受けて、成田空港の検疫所は、来日した選手などの感染が確認された場合、濃厚接触者となる可能性が高い人を特定して、別の専用バスで合宿地などに移動させる方針を決めました。

ウガンダの選手団9人は6月19日に成田空港に到着した際、このうち1人の感染が確認されたのに続き、事前合宿地の大阪 泉佐野市のホテルに滞在していた残る8人のうち、1人の感染が新たに確認されました。

関係者によりますと、これを受けて成田空港の検疫所では、今後来日した選手などの感染が確認された場合航空機内の座席表を確認し、近くに座っていた人など濃厚接触者となる可能性が高い人を特定するということです。

そして濃厚接触者となる可能性が高い人を選手団の専用バスには乗せず、選手などの感染防止に必要なルールをまとめた「プレーブック」と呼ばれる手引き書に基づいて、別の専用バスで合宿地などに移動させる方針を決めました。

濃厚接触者の認定は従来どおり事前合宿地などの自治体が行うということで、検疫所は今後自治体などと協議したうえで、新たな運用を始めることにしています。