京都市 聖火リレー
「公道での実施は中止を」府実行委に要請へ

2021年4月21日

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都市は5月に予定されている東京オリンピックの聖火リレーについて市内の公道でのリレーをすべて中止するよう府の実行委員会に要請することを決めました。

京都府内の聖火リレーは5月25日と26日の2日間、16の市と町で実施される予定で、このうち京都市では中京区の二条城を出発して左京区の岡崎公園を目指すルートで準備が進められてきました。

しかし、京都府が新型コロナの感染拡大で緊急事態宣言の発出を国に要請する方向で調整に入ったことを受けて京都市が協議を行った結果、多くの見物客が集まるのを避けるため、京都市内の公道でのリレーはすべて中止するよう府の実行委員会に要請することを決めました。

京都市はできるだけ早い段階で結論を出すよう実行委員会などに求めるとともに、代替案として二条城で聖火ランナーが順番にトーチの火を移すセレモニーを無観客で実施する方向で調整を進める方針です。