2022年3月16日
2月、日本を訪れた外国人旅行者は新型コロナウイルスの感染拡大前の3年前の同じ月と比べて99%余り減り、記録的な低水準が続いています。
日本政府観光局の発表によりますと、2月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で1万6700人と、新型コロナの感染拡大前の3年前の同じ月と比べて99.4%減りました。
政府の水際対策によって、2月末まで外国人の新規入国を原則、停止する措置が続いたことが主な要因で、減少率が99%を超える記録的な低水準が続いています。
国や地域別にみますと
▽ベトナムが2600人、
▽中国が2400人、
▽インドが1700人、
▽フィリピンが1000人などとなっています。
一方で3月からは水際対策が段階的に緩和され、1日当たりの入国者の上限は、3月14日から1日当たり7000人に引き上げられました。
ただ、観光目的の入国は認められていないことなどから、日本政府観光局は外国人旅行者が今後どの程度増えるのかは不透明だとしています。
またウクライナ情勢が日本を訪れる外国人旅行者の動向に与える影響についても、注意深く見ていく必要があるとしています。