新型コロナ この2か月の死者
90%余が70代以上

2022年3月4日

新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が急拡大した3月1日までのおよそ2か月間に、コロナに感染して死亡したと自治体から国に報告された人の90%余りが、70代以上だったことが分かりました。

2022年1月5日から3月1日までのおよそ2か月間に、全国の自治体が感染者情報を集約するシステムを使って国に報告した死者は、性別が不明な人などを除くと※4728人で、このうち92%は70代以上でした。

年代別では
▽90代以上が32%(1511人)
▽80代が41.8%(1975人)
▽70代が18.3%(865人)
▽60代が4.6%(215人)
▽50代が2.1%(101人)
▽40代が0.9%(40人)
▽30代が0.3%(12人)
▽20代と10代がいずれも0.1%(20代が5人、10代は4人)
▽10歳未満が0人となっています。

政府によりますと、65歳以上の高齢者の3回目のワクチンの接種率は、3月3日時点で57.59%となっていて、厚生労働省は2回目の接種から6か月たった希望者への接種を急ぐよう自治体に呼びかけています。

※感染者数は、国への報告が遅れる場合があるほか、性別・年代が不明だったり、非公表だったりするケースを除いているため、自治体発表の合計人数とはずれがあります。

※割合は四捨五入のため、合計は100%になりません。