感染拡大期は無症状でも無料で
PCR検査や抗原検査 政府が調整

2021年11月8日

新型コロナウイルスの感染の第6波に備え、政府は感染の拡大期は無症状の人でも無料でPCR検査や抗原検査を受けられるようにする方向で調整していることがわかりました。

現在、無料で受けられる検査の対象者は症状がある人や濃厚接触者で医師が必要性があると判断した人などで、それ以外の人は数千円から数万円程度の自己負担が必要です。

政府は第6波に備え、感染が拡大している時期は無症状の人でも都道府県の判断で無料でPCR検査や抗原検査を受けられるようにする方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。

検査は都道府県が指定する施設で実施する想定で、無症状の状態での検査数を増やすことで感染者を早期に把握し、感染拡大を防ぎたいねらいです。

また、政府はワクチンを接種済みであることや検査で陰性だったことを証明する「ワクチン・検査パッケージ」などを活用して行動制限の緩和を進める方針ですが、接種対象になっていない12歳未満の子どもや、副反応で接種を受けられない人についても無料で検査を受けられるようにすることを検討しています。

政府は11月12日にも対策会議を開き、第6波に備えた対策として検討する見通しです。