自宅療養者
無症状者などの外出制限緩和 加藤厚生労働相

2022年9月7日

新型コロナに感染した自宅療養者の行動制限について、加藤厚生労働大臣は、症状が軽くなってから24時間経過した人や無症状の人は、マスクの着用などの感染対策を講じていれば、食料品の買い出しなど、必要最小限の外出を認めることを明らかにしました。

加藤厚生労働大臣は9月7日夜、記者会見し、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けた新型コロナ対応について厚生労働省の専門家会合で、意見を求めたと説明しました。

そのうえで加藤大臣は、新型コロナに感染した自宅療養者の行動制限について、症状が軽くなってから24時間経過した人や無症状の人は、マスクを着用するなど、自主的な感染防止対策を徹底することを前提に、食料品の買い出しなど、必要最小限の外出を認めることを明らかにしました。

そして、自宅などでの療養期間について、症状がある人は今の原則10日間から7日間に、無症状の人は検査で陰性が確認されたことを条件に7日間から5日間に短縮する措置と合わせて、速やかに自治体に事務連絡を出し、9月7日から適用するとしています。

加藤大臣は「多くの専門家から理解するという意見があった一方で、何人かからは懸念を示す意見も出された。リスクがなくなったということではなく、まだリスクはあるということを国民の皆さんに理解・認識してもらうことが大事だ。今後も専門家の意見を聞きながら、ウィズコロナの新たな段階への移行を着実に進めていきたい」と述べました。