熱中症リスク“屋外で距離取れる場合
マスク外しを“ 官房長官

2022年5月11日

新型コロナ対策でのマスクの着用について、松野官房長官は、基本的な感染予防策として重要だという認識を示す一方、気温や湿度が高いときは熱中症のリスクが高くなるとして、屋外で十分な距離が取れる場合は外すことを推奨していると説明しました。

松野官房長官は、午前の記者会見でマスクの着用についての見解を問われ「新型コロナの感染経路は、飛まつやエアロゾルの吸入、接触感染であり、子どもも含めてマスクの着用は感染の基本的な予防策として大変重要だと認識している」と述べました。

一方で、特に気温や湿度が高いときは熱中症のリスクが高くなるとして、屋外では2メートル以上の十分な距離がとれる場合はマスクを外すことを推奨していると説明しました。

そして、マスクの着用を含めた基本的な感染対策のあり方について、引き続き感染状況やウイルスの特徴も踏まえ専門家の意見も聴きながら検討する考えを示しました。

末松文部科学相 「体育の授業で着用は必要ない」

学校でのマスクの着用をめぐって末松文部科学大臣は、参議院文教科学委員会で「夏を迎える中で、熱中症が命に関わる問題なので、基本的な感染対策と合わせて熱中症への対策の徹底が不可欠だ。そく命に関わる熱中症の対策が優先されるのは当たり前だ」と述べました。

そのうえで「体育の授業で着用は必要なく、屋内でも大変な湿度の場合は外してもらいたい」と述べました。