政府 入国者数の上限
6月から一日当たり2万人に引き上げ検討

2022年5月11日

新型コロナの水際対策をめぐり政府は、6月から一日当たりの入国者数の上限を、今の1万人から2万人に引き上げることを検討していて、大型連休が明けた今後の感染状況も慎重に見極めたうえで、最終的な対応を判断する方針です。

新型コロナの水際対策をめぐり、岸田総理大臣が先週、訪問先のイギリスで、6月にはほかのG7=主要7か国並みに円滑な入国が可能となるよう緩和する方針を表明したことを受けて、政府は具体的な協議を進めています。

政府関係者によりますと、緩和策の1つとして、現在一日当たり1万人としている入国者数の上限を、6月から2万人に引き上げることを検討していて、引き上げる場合の検疫体制の在り方などの調整も行っています。

水際対策の緩和をめぐっては、停止措置が続いている外国人観光客の受け入れを6月以降、段階的に再開することも検討されています。

政府は、新型コロナの感染拡大につながることは避けたいとして、大型連休が明けた今後の感染状況も慎重に見極めたうえで、最終的な対応を判断する方針です。