専門家がカラオケ利用店の安全性チェック
自粛要請終了で 徳島

2021年10月27日

新型コロナウイルスの感染者が減る中、徳島県ではカラオケの自粛要請が終了しました。

これを受けて徳島市では、専門家がカラオケを利用できる飲食店を訪れ、換気の状況など感染対策を確認しました。

10月、徳島県は飲食店に対するカラオケの利用自粛の要請を半年ぶりに終了しました。

これを受けて徳島市では10月27日、カラオケ設備の事業者でつくる協会が県と連携して、飲食店の安全性を確かめる点検を行いました。

感染症に詳しい愛知医科大学の吉田友昭研究員が、徳島市栄町のラウンジを訪れ、飛まつに見立てた煙を出す装置を使って空気の流れを調べ、空気清浄機や換気扇で排出などができているか確認しました。

吉田さんは「新型コロナウイルスは、ほかのウイルスと違い、数時間たっても空気中を漂う。適切な換気を心がけるべきだ」と呼びかけていました。

ラウンジを経営する長瀬留美さんは「カラオケを楽しんでくれる人が減ってしまった。今回の調査を参考にして店内の環境をよりよくして、お客さんと楽しい時間をすごしたい」と話していました。

徳島県はカラオケを楽しむ場合、不織布のマスクを着用するなど、引き続き、感染対策を徹底するよう呼びかけています。