プロ野球 オリックス
行動制限緩和に向けて実証実験へ

2021年10月9日

プロ野球のオリックスは、10月21日の本拠地最終戦で、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人などを対象に、観客の上限としている1万人とは別にチケットを販売し、行動制限緩和に向けての課題などを探る実証実験を行うことになりました。

オリックスは、緊急事態宣言が解除された10月の試合については、観客の上限を1万人としています。

こうした中、10月21日、京セラドーム大阪で行われる西武との本拠地最終戦では、ワクチンを2回接種して2週間が経過した人や試合までの72時間以内にPCR検査を受けて陰性だった人を対象に、上限の1万人とは別に5000席のチケットを追加販売する実証実験を行うことになりました。

追加販売されたチケットで球場に入場する際には、ワクチンの接種証明書やPCR検査の陰性証明書などを提示してもらうということです。

また現在、観客を入れていない2階席の一部にも観客が入るということで、球団では実証実験を通して、行動制限緩和に向けての課題などを探っていきたいとしています。

巨人は特別許可応援団の活動再開を発表

巨人は本拠地の東京ドームで行う10月12日の試合から新型コロナウイルスのワクチンを2回接種したことなどを条件に、ビジターチームを含めて特別許可応援団の活動を再開すると発表しました。

球団は安全を確保しながら球場の日常の活動を取り戻そうと、応援団のうちワクチンを2回接種して2週間が経過した人や応援活動をする試合の3日前から当日までにPCR検査などで陰性、もしくは応援活動の当日に球場で受けた抗原定性検査で陰性と判定された人の活動を認めるということです。

応援活動では飛まつを避けるためトランペットは使用せず、大声を出さないことや一般の観客にも大声を出させないことなど、ガイドラインで定められた応援ルールを厳守するよう求めるということです。