変異ウイルス流入防止へ
“入国者上限1日2000人に” 国交相

2021年3月12日

赤羽国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、変異した新型コロナウイルスの流入を防ぐため当面、入国者の上限を1日当たり2000人に抑える方針を示し、航空会社に対して国際線の搭乗者数を制限するよう改めて要請しました。

会見で赤羽国土交通大臣は「検疫の確実な実施を確保するという観点から当面、日本人と再入国者を含め入国者の総数を1日およそ2000人に抑制する」と述べ、変異した新型コロナウイルスの流入を水際で防ぐため1日当たりの入国者数を抑える政府の方針を明らかにしました。

そのうえで赤羽国土交通大臣は「日本に到着する航空機の搭乗者数を抑制して入国者数を管理することが求められている。航空会社に対して旅客数を抑制することを要請している」と述べ、航空各社に対して搭乗者数を制限するよう改めて求めました。

国土交通省からの要請を受けて、全日空と日本航空は当面、国際線の1週間当たりの搭乗者数をそれぞれ3400人以下になるよう制限し、すでに新たな予約の受付を停止するなどの対応をとっています。