英国の変異ウイルス
69の国・地域で確認 WHO公表

2021年1月28日

イギリスで最初に確認された新型コロナウイルスの変異ウイルスは、これまでに世界の69の国や地域で確認されているほか、南アフリカと南米のブラジルでそれぞれ確認された別の2つの変異ウイルスも確認が相次いでいるとする報告書を、WHO=世界保健機関が公表しました。

報告書によりますと、イギリスで最初に確認された変異ウイルスは、今月25日の時点で、日本を含むアジアや欧米、それに中東など世界の合わせて69の国や地域で確認されているということです。

また、南アフリカで確認された別の変異ウイルスは、日本や中国、オーストラリア、イギリス、フランス、カナダなど25の国や地域で確認されているほか、6つの国や地域で確認中だということです。

さらに、日本やブラジルで確認された、これら2つとは別の変異ウイルスは、アメリカやイギリス、イタリアなど8つの国や地域で確認されているということです。

ワクチンの効果などに関する研究は各国で進められている最中で、WHOは、手洗いや人混みを避けること、それにマスクの着用などの対応や、国や地域で取り組む感染対策の徹底が重要だと指摘しています。