新型コロナの新たな病床確保の
医療機関支援5月まで継続 厚労省

2021年4月6日

新型コロナウイルスの病床を、新たに確保した医療機関を対象に1床あたり最大でおよそ2000万円を補助する昨年度の支援策について、厚生労働省は今年度も5月まで継続することになりました。

厚生労働省は昨年度の12月から、新型コロナウイルスの病床を確保した医療機関への支援として、一定の基準を満たした場合に人件費などの支援を行っています。

重症者病床は1床あたり1500万円、そのほかの病床は450万円で、これに上乗せして緊急事態宣言が2020年12月以降に出された地域では1床あたり450万円、それ以外の地域では300万円を補助するとしています。

新たに病床を確保した医療機関は最大で1床あたり1950万円の補助を受けられます。

各地で感染が再び拡大し病床がひっ迫する中、厚生労働省は昨年度のこの支援策を今年度も5月末まで継続することになりました。

厚生労働省は「患者の増加に備えるため補助を継続し、これまで新型コロナウイルスの患者を受け入れていなかった医療機関に対しても、都道府県を通じて対応をお願いしていきたい」としています。