東京都医師会長
「オミクロン株XEに警戒 若い世代3回目接種を」

2022年4月12日

新型コロナウイルスのうちオミクロン株の複数のタイプが組み合わさった「XE」と呼ばれるウイルスへの感染が国内の検疫で初めて確認されたことについて、東京都医師会の尾崎会長は会見で、警戒感を示したうえで、「次々とウイルスが置き換わるなかで重要なのは全体の感染者を減らすことだ」と訴えました。

東京都医師会の尾崎治夫会長は4月12日の定例会見でオミクロン株の複数のタイプが組み合わさった「XE」と呼ばれるウイルスへの感染が国内の検疫で初めて確認されたことについて、「今はBA.2への置き換わりが進んでいるが次はXEになるかもしれない」と警戒感を示したうえで、「次々とウイルスが置き換わるなかで重要なのは全体の感染者を減らすことだ」と訴えました。

また、都内の感染者数が高止まりしていることについては「BA.2への置き換わりが進んでいることやまん延防止等重点措置が解除されて人の動きが活発になったためではないか。接種率が低い若い世代に3回目のワクチン接種を推進することが一番効果があると思っている」と述べ、特に20代、30代の若い世代に接種を呼びかけました。

そのうえで、4月下旬からの大型連休が近づいていることを踏まえ、「ワクチンの3回目接種を終えていない人はいまの時期にワクチン接種をして免疫をつけるようにしてほしい」と話しました。